ホビージャパン ビジュアルストーリーブック 狂気の山脈にて 第二巻詳細
ホビージャパン(HobbyJAPAN)
B4ハードカバー64頁フルカラー
ホビージャパン ビジュアルストーリーブック 狂気の山脈にて 第二巻口コミ
大瀧啓裕 先生の新訳です。創元推理文庫ラヴクラフト全集掲載から、かなり手が入っています。また、アートに合わせるように文章が分けられているので、長文に圧倒されることなく、小刻みに読み進められます。アーティストは映画のコンセプトアートも手がける人とのことで、密度の濃いエンターテイメントを意識したレイアウトも必見。見開きB3サイズの大きさで、迫力のアートも楽しめます。
分遣隊から次々にもたらされる驚異の発見の報告はブリザードの一夜を明けて途絶えた。彼らの安否を確認しに現地を訪れた語り手の前には無惨にも荒らされたキャンプの姿と隊員と犬の屍が遺されていた。そして語り手は行方不明の隊員を探して山脈を越え彼方まで拡がる廃墟にたどり着く、そこは太古に栄えた古きものどもの築いた都市で壁に施された彫刻からその歴史を知ることになる。語り手は古きものどもに知的生物としての共感すら示すが彼らの造り出したモンスターに遭遇し科学的探究心も捨て去り恐怖におののく…「テケリ=リ、テケリ=リ」