ホビージャパン ビジュアルストーリーブック 狂気の山脈にて 第一巻

テーブルトークRPG

ホビージャパン ビジュアルストーリーブック 狂気の山脈にて 第一巻詳細

ホビージャパン ビジュアルストーリーブック 狂気の山脈にて 第一巻

ホビージャパン(HobbyJAPAN)

B4ハードカバー64頁フルカラー

ホビージャパン ビジュアルストーリーブック 狂気の山脈にて 第一巻口コミ

まさかの 大瀧啓裕 先生の新訳です。創元推理文庫ラヴクラフト全集掲載時から、かなり手が入っています。また、アートに合わせて文章がまとまっているので、ラヴクラフト的なクセの強い長文に圧倒されることなく読み進められます。アートもこの大きさならではの密度で見れます。アーティストは映画のコンセプトアートも手がける人とのことで、見せることを意識したレイアウトも必見です。

南極…その氷に閉ざされた大陸には決して踏み込んではならない場所があり、人類はその氷の牢獄に潜む脅威から護られているのかもしれない。南極の凍てついた大地に封印された恐怖との遭遇と云うとあの『遊星からの物体X』を先ず思い浮かべてしまう。そして物体Xはサイエンスフィクションに分類された恐怖物語であるが、それより以前にラヴクラフトと云う怪奇作家に依って創造されたこの作品のアメイジングを具現化した世界観に圧倒される。登場人物がやたら畏怖へと舵をとるきらいはあるもののこれこそサイエンスフィクションと云っても過言ではないだろう