スクウェア・エニックス FINAL FANTASY XIV TTRPG スターターセット詳細
スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)
(C)SQUARE ENIX FINAL FANTASY XIV TTRPGは、全世界でプレイされているMMORPG『ファイナルファンタジーXIV』の世界を舞台として、卓上で遊ぶオリジナルシステムのテーブルトップロールプレイングゲームです。 本製品には、『FINAL FANTASY XIV TTRPG』を遊び、エオルゼアでの物語を紡ぐために必要な冒険者入門用の一式が入っています。
スクウェア・エニックス FINAL FANTASY XIV TTRPG スターターセット口コミ
まずは買って問題ないです。面白い。ゲーム内容を忠実に再現されており、何度も遊びたくなります。
これはあくまでスターターセットでキャラクターメイキングはできません(作成済みキャラクターが同梱されています)
ルールセット別でゲームの確認用のセットとして考えると、少し高く感じるのでその点で星1つ減点としました
◇スタータセットの評価◇
私が「スターターセット」に含まれていて「いいな」と思ったものは
・4 職業のストラテジーガイド:プレイ初心者にはうれしい「どう動かせばいいの?」ガイド
・背景付バトルマップ:8×8 が 6 面、9×9 が 3 面と、少し狭いけどいろいろ流用できそうなマップ
で、ルールブックが発売された後の購入の判断は、これら 2 点に
・シナリオ 3 本
・20 面ダイス 6 個、6 面ダイス 10 個
・キャラクターやモンスターのコマと予兆マーカー
と考えると目安になるではないかと思います
◇システムの評価◇
全ルールが公開されていないため、FF14TTRPG のシステムの評価を下すのは拙速ですが、スターターキットを触ってみた感じ、FF14 世界で FF14 っぽい戦闘を中心に楽しむシステムだと思います
◇◇ドラマ中心のシステムとの差異◇◇
CoC ブーム以来、日本で主流となっているのがドラマ中心の TRPG であるため、もし、戦闘中心の TRPG がはじめてという場合は注意してください
1 戦闘に 1 時間ぐらいはかかり、1 シナリオ 2、3 戦闘あるので、プレイ予定時間が 2、3 時間でロールプレイやドラマをしっかりやると時間オーバーしてしまいます
戦闘状況は比較的「セーブ」(途中でいったん中断して、次回続きからやる)しやすいのですが、ドラマに重要な場の空気や流れは持ち越しが難しく、中断をはさんで白けてしまいがちで、ドラマに力を入れすぎていた場合「労力の割につまらない」と思われることも多いです
(ドラマ中心よりは)ロールプレイ軽めで「戦闘を楽しむ」を意識してためしてもらうといいと思います
戦闘中心のシステムはセッションでは戦闘が楽しいのはもちろんですが、中断に強いことで長編もの、一人のキャラクターと共にいくつものシナリオをクリアしていくキャンペーンの楽しみもあります
ドラマ中心のシステムで遊んできた人の場合、(システムの仕組み上、プレイヤーの選択ではどうしようもならない未来も多いため)キャンペーンには「成長を見守る」気持ちも持って挑んでもらえるとちょうどよいと思います
FF 世界になじみのある人であれば、FF14TTRPG は遊びやすいシステムだと思うので、ぜひ一度、遊んでみてください
◇◇FF14 と TTRPG◇◇
私は FF14 本編は TTRPG のために 1 月ほど遊んだだけなのですが、特に特徴的だと思った黒魔道士のギミックをしっかりとシステムに落とし込んでいるなど、FF14 の机上練習に使えそうな完成度です
FF14 は(私はスターターセットの 4 職しか確認しませんでしたが)ジョブによってプレイが異なるゲームですが、TTRPG は同じシナリオを何度も遊んでよいと明記されているので、(私は勝手に)TTRPG でもジョブごとのプレイ感をきっちり塗り分けてきてくれるのではないかと期待値をあげています
FF14 では他職の気持ちを考えられるようになるともっとスムーズな ID 攻略ができるようになります(偉そうに書いていますが、引率して頂いたヒカセンさんの教えです、あの時はありがとうございました)
複数のロールでシナリオ攻略し、他職の予習をするのもいいのではないでしょうか
◇◇D&D 5th との差異◇◇
FF14TTRPG の最初のプレイ時に 5th をもとにして作っていそうだったせいか、だいぶ比較されている感じがするので私からも数点
FF14TTRPG は「冒険」のサポートが薄そう
前の版、D&D 4th に近く、システムが戦闘に偏っていて、ダンジョンや荒野の探索や異種族の部落への潜入や交渉などの「冒険」に関するシステムが手薄そうです
こういった側面に興味がある人は D&D 5th も調べてみてください
プレイ世界の広さ、バリエーション、深さは 5th が上ですが、なじみやすさは FF14 の方が上だと思います
日本では、FF 関連の人物、武器、召喚獣などの方が知名度が高く、シナリオが作りやすい、理解してもらいやすいだろうという点と、「銃が普通にある・使える世界」という点を評価しています(ガンブレイドかっこいい)
種族や神々の細かい設定、歴史や文化、風習など、異世界の豊かさに興味がある人は D&D も調べてみてください
あと、これは私が FF14 で「あたり」ばかりだっただけかもですが、FF14 コミュニティの方が初心者に親切で温かい印象です
初心者にやさしいコミュニティ大事
キャラクター4種とシナリオが3本入っています。FF14プレイ済みの皆さんで遊びましたが、戦闘時の再現度が高く大盛り上がりでした。